東証スタンダード市場上場/名証メイン市場上場/仕上塗材メーカー
創業期、「この会社を通じて何をしたいか、どんな会社にしたいか」、皆で心を一つにしようと考えた社員たちが動き出しました。
社員全員でお寺の本堂に集い、各々が自由に会社の未来像を語ったと言います。数ヶ月に及んだ話し合いの末、現在の3つの理念にまとまりました。この理念は、今でもキクスイの社員に息づいています。
建物の外壁への関心が低かった当時、創業者は色どりのない景色を見て「まちを明るくしたい」と塗り替え工事会社を立ち上げました。その後新しい塗料製品の開発を志し、会社を塗料製造メーカーへと転換させました。
住宅事業部を設立します。1990年代の建設ラッシュで建設された住宅が塗替え工事を必要とする時期でした。「自社製品を使ってメーカー自らが施工する」という工事体制に、ハウスメーカーから大きな注目を浴びることになるのです。
東京証券取引所市場第二部へ上場しました。
当社は2024年5月21日に65周年を迎えました。今後も社会のニーズに応え、責任を持って製品を提供することで、建物や構造物の長寿命化の一翼を担い、持続可能な社会に貢献していきます。
壁の仕上げにはセメントが原料で建物の凹凸を埋める下地材と色を付け建物を保護をする塗料を塗り重ねます。
その両方を昔から生産しているのは、実は業界内でも私たちだけです。建物・下地材・塗料の相性によって壁の美観やもちの良さに大きく差が出ます。建築塗料に特化し、相性に自信を持った多様な組み合わせが提案できるからこそ、建物に高品質な仕上げを提供できるのです。
私たちの製品は、各部署の連携体制によって世の中に届けられています。営業部は丁寧なヒアリングから次なるニーズを汲み取ります。それを技術部が受け取り、ていねいで確実な検証のもと新製品を開発します。生産部はいつでも高品質な製品づくりを心掛け、お客様のオーダーに応えられる安定的な製品供給をしています。
この部署間の連携によりよりよい製品が生み出されます。
戸建ての塗替え工事を担当する際、私たちの仕事は製品を納品して終わりではありません。お客様の住宅に直接伺い、ご近所への配慮を忘れず工事が安全に終えられるよう現場を取り仕切ります。自分たちが開発した塗料が、実際に建物をきれいにし保護するまでをしっかり見届けます。そうすることで、お客様にも安心を感じていただけるのです。また、取扱いに高いレベルが必要な製品も自社で施工を行っています。