光安定剤とは一般的にＨＡＬＳ（ハルス）と呼ばれている添加剤であり、近年は建物のライフサイクルを伸ばすために耐候性の向上として多くの塗料に採用されるようになりました。 「水系ファインコートシリコン」は、この光安定剤（ＨＡＬＳ）に注目し、経年劣化が少なく、耐候性が非常に高い「Ｔｉｎｕｖｉｎ（チヌビン）®」を採用することで、一般的な光安定剤配合塗料よりその性能を向上させています。

太陽からの紫外線が塗膜にあたることで、塗膜内の酸化チタンがラジカルという物質を発生させてしまいます。このラジカルは塗膜劣化の要因であり、塗膜内の樹脂や顔料を攻撃して、色褪せやチョーキングなどの劣化現象を発生させています。

１．ラジカルトラップ技術

塗膜内で発生したラジカル（劣化要因）は、光安定剤（ＨＡＬＳ）が吸収して消滅させます。これにより、塗膜劣化を大幅に抑えることができます。

２．高性能型ＨＡＬＳ　「Tinuvin（チヌビン）」

水系ファインコートシリコンに配合されている光安定剤（ＨＡＬＳ）は、一般的なＨＡＬＳ配合塗料に比べ、経過による消失が少なく、長期間に亘りラジカルトラップを継続する高性能型ＨＡＬＳです。

近赤外線の波長を反射しやすい特殊な顔料を使用した高日射反射率塗料です。 外壁の蓄熱を防ぎ、室内の温度上昇を抑制します。